名城大学薬学部同窓会

卒後教育

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平成18年度 卒後教育講座 日程ご案内

申込期間:平成18年4月1日(土)〜4月28日(金)
−郵便振替は428日までに行って下さい−

詳しくは下記をご覧ください。


本年度は下記の日程で開催いたします。多数の方々のご参加を頂きたくご案内いたします。

名城大学薬学部卒後教育委員会(薬学部・薬学部同窓会共催)

会場:名城大学薬学部 6号館4階 情報メディア教室

現在、新1号館建設中のため、学内に駐車スペースが全くありません。公共交通機関でご来学下さい


月  日

9:00〜9:30 講演 1 (9:30〜11:30) 講演 2 (11:30〜13:30)
5月14日(日) 薬剤師向け学術ビデオ 薬剤師に必要な「認知症」の
          基礎知識

藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院 院長 

薬剤師の行動哲学は
 ファーマシューティカルケア

名古屋第二赤十字病院
     薬剤部 
伊藤由紀

6月11日(日) 薬剤師向け学術ビデオ 服薬指導に必要な
      「うつ病」の知識

名古屋大学大学院医学系研究科
  精神医学分野 教授  尾崎紀夫

伊吹薬草の歴史から
薬学部附属薬草園の社会的役割へ

岐阜薬科大学 薬草園園長 
        教授 田中俊弘

7月9日(日) 薬剤師向け学術ビデオ

消化管疾患の診断と治療
      −最近の変化と進歩−

名古屋大学大学院医学系研究科
 消化器内科学 講師 丹羽康正

これからの薬剤師への期待

(社)日本薬剤師会専務理事           石井甲一 

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名城大学薬学部同窓会卒後教育講座の概要


平成18年度卒後教育講座講演概要

日  付

講演 1

講演 2

5月14日(日) 薬剤師に必要な「認知症」の基礎知識   藤田保健衛生大学坂文種報徳会病院
院長 

高齢社会に突入し、認知症は急速に増加しており、介護保険適応申請の主要な疾患となっている。しかし、多世代同居の激減に伴い高齢者が配偶者の介護に疲れて起こす事件は後を絶たず、認知症の治療薬の開発や介護システムの確立が切望されている。このためには認知症の概念、分類、病因、徴候、治療、予後などを知ることが現時点における対応および今後の治療薬開発を含めて治療・介護を考える上で不可欠である。また発症に関連する疾患や合併症のコントロールは殊の外重要であり、これらについて言及する。

薬剤師の行動哲学は
    ファーマシューティカルケア    名古屋第二赤十字病院 薬剤部 伊藤由紀

医療法の改正により、薬剤師が医療の担い手に位置づけられ、薬剤師は医薬品に関わるすべてのことに関与する必要があります。現在では、医薬品に関わる広範囲な薬剤業務のニーズがあります。1990年、薬剤師のあるべき姿勢を示した概念としてファーマシューティカルケアが提唱されました。その後、1993年にファーマシューティカルケアは薬剤師の行動哲学であると宣言されました。近年、薬学教育6年制の導入など薬剤師の行動哲学を再確認する時期がやってきました。その薬剤師の行動理念を明確化するために、ファーマシューティカルケアのもつ本当の意味は何か、病院薬剤師の活動を通じて、薬剤師のあるべき姿について述べる。

6月11日(日)

服薬指導に必要な「うつ病」の知識    名古屋大学大学院医学系研究科精神医学分野              教授 尾崎紀夫

うつ病の生涯発症率は15%と頻度が高く、自殺や長期休業など深刻な社会的問題を引きおこしている。一方、近年、多様な抗うつ薬が日本でも上市されており、服薬指導の対象となるうつ病患者も増加の一途である。服薬指導における、重要点は以下のとおりである。1)うつ病患者には「否定的なものの見方(認知)」が根底にあり、そのことが服薬への抵抗になりうる。2)自殺企図による過量服用に常に留意する必要がある。3)急性期を脱すれば、社会・職場復帰を目指すことになるが、この際、再発の予防と社会復帰を妨げないという観点から服薬指導することになる。
 さらに、うつ病の病態生理を解明し、病態生理に基づいた治療法を開発することが希求されており、我々を含めた多くの研究者が鋭意努力している点である。

伊吹薬草の歴史から
   薬学部附属薬草園の社会的役割へ   岐阜薬科大学薬草園園長  教授 田中俊弘

この地が日本の製薬業発祥の地と言われ、伊吹山が薬草でその名声をはせ、この流れは、伊吹山周辺で地域振興や街づくりにまで生かされています。しかしこの薬草の由来やコマーシャルソングの発祥という話は、あまり耳にしたことはありません。伊吹モグサ、伊吹薬草の歴史、伊吹山の植物学の歴史から現代の地域振興、生涯学習の街づくりの輪の広がり、IT産業に絡む薬草ビジネスの現状と地元の熱き想いを紹介します。薬学部を取り巻く社会では、空前の健康ブームと生涯学習社会の到来を迎え、ハーブと生薬と薬草についての社会の要求が高くなっています。その状況での付属薬草園の生涯学習効果と地域振興への可能性を考えてみましょう。

7月9
日(日)

消化管疾患の診断と治療
     −最近の変化と進歩−     名古屋大学大学院医学系研究科 
      消化器内科学 講師 丹羽康正

消化管疾患はピロリ菌の除菌と食生活の変化によって、消化性潰瘍の減少や逆流性食道炎の増加が認められる。またIBDといわれるクローン病と潰瘍性大腸炎も増加している。これらの疾患の治療について解説する。また、内視鏡の分野ではカプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡を用いた小腸疾患の診断、共焦点内視鏡やNBIを用いた拡大内視鏡観察、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)について述べる。抗がん剤の治療は食道癌における「ケモ・ラジ」といわれる放射線と抗がん剤のコンビネーション治療、胃癌におけるTS-1によってもたらされた胃癌治療の進歩についても解説したい。消化器からみたNSAIDsの功罪についても言及する。

これからの薬剤師への期待                  (社)日本薬剤師会
        専務理事  石井甲一

本年4月の薬学入学生から6年教育がスタートします。薬学6年制は新しい薬剤師が自信を持って医療に参加し、我が国の薬物療法をより安全かつ適正にするための基礎をなすものです。現在の薬剤師を取り巻く環境を整理して解説し、将来の薬剤師の有り様について話したいと思います。


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名城大学薬学部同窓会卒後教育講座の申し込み方法

申込・問い合わせ先

〒468-8503 名古屋市天白区八事山150 名城大学薬学部卒後教育委員会

                                             電話052-832-1781    

吉田 勉 (内線275; yoshida@ccmfs.meijo-u.ac.jp)
田口 忠緒(内線381; taguchi@ccmfs.meijo-u.ac.jp)
受講料(3日間、テキスト代含む)

[本学卒]         同窓会費納入者             6,000円

                        同窓会費未納入者          8,000円
[他大学卒]                                         9,000円

昼食提供はありません。また、1日だけの受講は設定いたしません。あしからずご了承下さい。

定員:300名(定員になり次第、締め切らせて頂きます)

受講料を郵便振替(口座番号:00850-8-17041,加入者名:名城大学薬学部卒後教育委員会)にてお申し込み下さい。現金書留による受付は致しておりません。

その際,振替用紙の通信欄に下記の事項を必ずご記入下さい。

@参加者氏名,
A郵便番号および住所,
B連絡先電話番号,
C卒業大学名および卒業年,
D勤務先,
EE-mailアドレス(必須ではありません)


複数名のご参加を一括してお申し込みの場合で,通信欄に全員の記入が困難の場合は,代表者についてご記入の上,別便(E-mailまたは葉書)にて各参加者の上記@〜Eの事項を”問い合わせ先”(吉田、田口)までお知らせ下さい。

振り込みの際の受領証は,申し込み確認のため初回受講時にご持参下さい。

注;本年度は「受講券」を発行せず,第2回以降はテキストを受講券の代りとします。

申込期間:平成17年4月1日(金)〜4月28日(木)(消印有効)
−郵便振替は4月28日までに行って下さい−

受講された方には:

1.日本薬剤師研修センターの研修認定1日3単位付与            (申請中)。
2.愛知県病院薬剤師会生涯教育認定1日3単位付与               (申請中)。
3.希望される方には「卒後教育講座履修証」を交付(但し、2日以上受講した場合に限る)。

懇親会のご案内(主催 名城大学薬学部同窓会)−参加費は無料です

昨年と同様に本年も卒後教育講座最終日 7月9日(日)講演終了後、名城大学薬学部学内で名城大学薬学部同窓会の主催で懇親会を開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

 

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