名城大学薬学部同窓会

卒後教育

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平成17年度 卒後教育講座 日程ご案内(終了しました)

申込期間:平成17年4月1日(金)〜4月28日(木)
詳しくは下記をご覧ください。


本年度は下記の日程で開催いたします。多数の方々のご参加を頂きたくご案内いたします。

名城大学薬学部卒後教育委員会(薬学部・薬学部同窓会共催)

会場:名城大学薬学部 6号館4階 情報メディア教室

月  日

9:00〜9:30 講演 1 (9:30〜11:30) 講演 2 (11:30〜13:30)
5月15日(日) 薬剤師向け学術ビデオ

「薬剤師に必要な睡眠時無呼吸症候群の知識」


藤田保健衛生大学 呼吸器内科
                     教授 榊原博樹 先生

「薬剤師が薬事に関する法律を知らないとどうなる!」


愛知県健康福祉部医薬安全課
             主幹 田中大三 先生
6月19日(日) 薬剤師向け学術ビデオ

「どうなる?医療のIT化」


あすか薬局
                              原 明宏 先生

「第三世代へ入った「新しい臨床薬剤師の養成教育」


名城大学薬学部 病院薬学研究室
                           教授 松葉和久 先生
7月10日(日) 薬剤師向け学術ビデオ

「薬剤師が知っておきたい感染症の最新事情〜新興・再興感染症を含めて〜」


岐阜大学生命科学総合実験センター
 嫌気性菌実験分野
          助教授 三鴨廣繁 先生

「薬剤師に必要な外用薬と皮膚アレルギー疾患の基礎知識」

 
藤田保健衛生大学 皮膚科学
                     教授  松永佳世子 先生

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名城大学薬学部同窓会卒後教育講座の概要


平成17年度卒後教育講座講演概要

日  付

講演 1

講演 2

5月15日(日)

「薬剤師に必要な睡眠時無呼吸症候群の知識」                       榊原 博樹  先生


 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠中に窒息による無呼吸や低呼吸をくり返し,そのために発生した呼吸障害(低酸素血症や高炭酸ガス血症)と睡眠障害(頻回の脳波上覚醒,中途覚醒,深睡眠およびREM睡眠の減少)により,日常生活に支障がでるような症状(耐え難い眠気,倦怠感,集中力低下,頭痛など)を伴うようになったり,重篤な合併症(心筋梗塞や脳卒中)を起こす危険性があるような状態をいいます.昼間の眠気など何らかの症状をもち,SASと診断される症例は30歳以上の男性の4%,女性の2%にも達します.そしてSASが高血圧症や心筋梗塞,脳卒中,メタボリック症候群などの発症や増悪に関係することが明らかになってきました.このセミナーではSASの発症機序,健康や社会に与える影響,生活習慣病との関係,診断のポイント,治療法などについて解説します.

「薬剤師が薬事に関する法律を知らないとどうなる!」             田中 大三  先生


  今、薬剤師を取り巻く環境は、全国的な薬学部の新設と18年度からの6年制さらにこの4月からの改
正薬事法の全面施行など大きな変革期を迎えています。そんな中で、医薬分業の進展により薬局においては、薬剤師不在、調剤過誤さらに規制緩和と従来とは異なった問題が提起されています。今回、薬剤師が実際に役に立つ法律に関する話をしたいと思っています。

6月19日(日)

「どうなる?医療のIT化」                                     原  明宏  先生


 社会では、インターネット、携帯電話をはじめ、様々な分野でIT化が進められており、目に見えるところ見えないところで確実に変わっています。医療においても情報の標準化など着々と準備が進められており、平成16年から17年にかけては、一応の基盤となるものが整理され、これからは、現場に対して大きな変化としてIT化が押し寄せてきます。病院や薬局の薬剤師は、現在行っている業務にどのように対応させていくかを考えねばなりません。今検討されている事項をもとに近い将来(ここ数年先)の現場を想定して具体的な対応についての案を示したいと思います。

「第三世代へ入った「新しい臨床薬剤師の養成教育」」                        松葉 和久  先生


 名城大学は、30年間、薬学専攻科による臨床薬剤師教育を他大学に先駆けて行ってきたが、2003年、修士課程「臨床薬学専攻臨床技能コース」へと改組した。この大学院は、藤田保健衛生大学医学部の協力を得て「医・薬連携大学院」として開設された。この連携によって、高度な臨床薬剤師教育が可能となった。医学部施設内には「名城大学サテライトセミナー室」が設置され、院生の症例検討を始め諸セミナーが開かれる。臨床事前教育はコミュニケーションスキル(態度)と診療情報を集約する技能を養成するPBL(技能教育)を大きな柱として組まれ、従来とは異なる徹底した職能教育が展開される。本教育から、今後の薬剤師教育のあり方を皆さんと考えたい。
7月10日(日)

「薬剤師が知っておきたい感染症の最新事情〜新興・再興感染症を含めて〜」
               三鴨 廣繁  先生


最近の感染症診療を取り巻く環境は大きく変貌をとげている。SARS、高病原性鳥イ ンフルエンザなどの新興感染症が地球上に出現し、また多剤耐性結核菌に代表され る再興感染症や、薬剤耐性の黄色ブドウ球菌(MRSA)や肺炎球菌(PRSP)が臨床の 現場で大きな問題となっていることも周知の事実である。一方、本国は衛生環境に 恵まれた先進国でありながら、実は淋菌性尿道炎や性器クラミジア感染症に代表さ れるSTDに関しては他国を圧倒する勢いでその感染者が増加しており、社会問題と なりつつある。本講演では、多様化する感染症の諸問題について、最近のトピックスを交えながら概説する。

「薬剤師に必要な外用薬と皮膚アレルギー疾患の基礎知識」
        
        松永佳世子 先生


外用薬は,おもに皮膚疾患を局所的に治療する目的で使用されている。この外用薬をいかに選択し,いかに使用していただくかが,皮膚疾患治療の成否を決める。外用薬は主薬と基剤とからなり,それぞれに重要な役割を持っている。医師は皮膚の局所的な性状および疾患の病態に基づき外用薬を選択する。薬剤師は科学的根拠に基づいた薬剤情報を提供する任務を持つ。講義の前半では,外用薬の種類,薬理効果,副作用,選択方法,そして混合処方の問題について概説する。講義の後半では,代表的な皮膚アレルギー疾患である,アトピー性皮膚炎,接触皮膚炎,乾燥性皮膚炎,ラテックスアレルギーなどについて,最近の知見を含め実例を挙げながらお話しする。


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名城大学薬学部同窓会卒後教育講座の申し込み方法

申込・問い合わせ先

〒468-8503 名古屋市天白区八事山150 名城大学薬学部卒後教育委員会

                                             電話052-832-1781    

吉田 勉 (内線275; yoshida@ccmfs.meijo-u.ac.jp)
田口 忠緒(内線253; taguchi@ccmfs.meijo-u.ac.jp)
受講料(3日間、テキスト代含む)

[本学卒]         同窓会費納入者             6,000円

                        同窓会費未納入者          8,000円
[他大学卒]                                         9,000円