名城大学薬学部同窓会

卒後教育

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平成16年度 卒後教育講座 日程ご案内(終了しました)

本年度は下記の日程で開催いたします。多数の方々のご参加を頂きたくご案内いたします。

名城大学薬学部卒後教育委員会(薬学部・薬学部同窓会共催)

会場:名城大学薬学部 6号館4階 情報メディア教室

月 日

9:00〜9:30

講演 1 (9:30〜11:30) 講演 2 (11:30〜13:30)
5月16日(日) 薬剤師向け学術ビデオ 「日本の医療の非常識度.
     腕時計をした医者には近づくな!」
「白血病治療の現状について」

藤田保健衛生大学医学部第一病理学
        教授 堤 寛 先生

「白血病治療の現状について」

名古屋第一赤十字病院第4内科
      副部長 北折 健次郎先生

併行して骨髄バンク登録の事前説明会を開催

6月20日(日) 薬剤師向け学術ビデオ 「薬剤師に期待すること ?在宅医療を中                                               心に?」
ゆうゆう内科神経科 

    副医院長 武藤 恵美子先生
「肺結核症の現状と諸問題」
国立病院機構 東名古屋病院

    臨床研究部長 小川 賢二先生
7月11日(日) 薬剤師向け学術ビデオ 「薬剤師の知恵袋:体を加温しストレスを防御するストレス蛋白と健康」
愛知医大核医学センター
      助教授 伊藤 要子先生
「薬剤師が聞きたかった 
                                  肝臓と薬の話」
社会保険中央総合病院(東京)
      内科部長 山田 春木先生

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名城大学薬学部同窓会卒後教育講座の概要


平成16年度卒後教育講座講演概要

日  付

講演 1

講演 2

5月16日(日)

「日本の医療の非常識度.腕時計をした医者には
                  近づくな!」
               堤  寛 先生

日常何気なく行っている行為が、本当に筋が通っているのか。世界水準でものを考えたとき常識的といえるのか。病院や家庭で行われている因習にも同じことがいえる場合があります。そうした点に着目して、医療にまつわる「日本の常識・世界の非常識」に関して、身近な話題を題材としたお話をしてみたいと思います。医療制度や医学教育についても、過激な私見を述べさせていただきたく思います。
「白血病治療の現状について」                         北折 健次郎 先生
白血病等血液疾患の治療には、化学療法の他造血幹細胞移植移植による治療法があります。造血幹細胞移植には、骨髄、さい帯血、末鞘血移植がありますが、いずれも白血球の型(HLA)が一致する健康なドナーが必要です。
 当日は、最先端の治療方法とドナー登録の仕組みについて説明します。
6月20日(日) 「薬剤師に期待すること ?在宅医療を中心に?」 
              武藤 恵美子 先生

在宅医療に興味を抱いて15年、病院医から在宅医療中心の開業医となったこれまでの経験から、在宅医療の特性としての処方箋の移動・医療や介護スタッフとの連携・患者家族に対するかかわり・薬剤師に期待すること等、在宅医療と薬剤師について実践的な面から述べる。
「肺結核症の現状と諸問題」                  小川 賢二 先生
一時上昇に転じていた結核の罹患率は、国が結核非常事態宣言を出し対策を行った結果、現在は再び減少傾向にある。また結核病学会、結核研究所を中心とし早期診断技術や標準治療法の普及に努めたこともあり、結核の封じ込めに一定の成果は得られている。しかしながら、多剤耐性結核の治療にはまだ決め手が見当たらない現状がある。さらに、高齢者の結核罹患率の上昇により、重篤な基礎疾患をもつ患者が増加し、結核の治療が困難な場合が少なくない。これらのことを踏まえ、肺結核の疫学、診断、治療の現状について述べる。
7月11日(日)

「薬剤師の知恵袋:体を加温しストレスを
         防御するストレス蛋白と健康」
                 伊藤 要子 先生

HSPは、最初、ショウジョウバエを高温環境下に曝露することにより誘導される蛋白として1962年に発見された。その後、温熱のみでなく、様々なストレスにより、誘導されることから、ストレス蛋白とも呼ばれるようになった。HSP はストレスにより傷害された蛋白を修復し、生体をストレスから防御する。特に、NK細胞の活性化、樹状細胞の抗原提示能の増強など免疫系、癌治療への関与が最近話題となっている。この分子生物学で発見されたストレス蛋白・HSP70と温熱ストレスをうまく利用すると、医学(温熱療法)、看護(温熱看護)、スポーツ(温熱トレーニング)の分野のみでなく、日常的にもマイルド加温療法(お風呂、温泉、サウナ、運動など)で日々の健康維持(感染(風邪、SARS, 鳥ウイルス)、老化、生物兵器などの防御)に大いに活用できる。ストレス社会での健康法として、ストレス蛋白・HSP 70を是非、薬剤師の知恵袋にいれておいて頂きたい。

「薬剤師が聞きたかった 肝臓と薬の話」
                山田 春木 先生

「肝障害を起こす事がある」と記載された薬は沢山あります。薬剤性肝障害とはどんな病気でしょう。どのような薬や人で、特に注意が必要でしょう。薬剤師 は何を指導すべきでしょう。「肝疾患に注意して投与」する薬もあります。肝臓病とはどんな病気でしょう。肝硬変への投薬は何に注意するのでしょう。「こわい病気のやさしい話」(文春新書)を読んだ薬剤師さんの依頼から生まれた本講演、新鮮で実戦的な切り口をお楽しみ下さい。


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名城大学薬学部同窓会卒後教育講座の申し込み方法

申込・問い合わせ先

〒468-8503 名古屋市天白区八事山150 名城大学薬学部卒後教育委員会

                                             電話052-832-1781    

中澤 清 (内線386; nakazawa@ccmfs.meijo-u.ac.jp)
田口 忠緒(内線253; taguchi@ccmfs.meijo-u.ac.jp)
受講料(3日間、テキスト代含む)

[本学卒]         同窓会費納入者             6,000円

                        同窓会費未納入者          8,000円
[他大学卒]                                         9,000円